歯周内科

歯周病はそのほとんどが細菌の感染によって起こる病気で歯周ポケットに存在する目に見えないミクロン単位の菌が原因となっています。しかし、今までの歯周病の治療は歯垢や歯石など歯の表面に付着する病的な物質を「器具」を用いて取り除くというもので技術的にも限界があり原因物質を取り残した場合は再発を防ぐことはできませんでした。

歯周内科は歯周病の原因となる菌を検査で判別し、その菌に対して有効な抗菌薬を用いることで症状の改善と再発を防止します。


歯周病細菌検査

抗菌薬

歯周病の進行の度合いにもよりますが骨などへのダメージが少ない初期の場合、内科治療のみで終わることもあります。

抗菌療法による歯周内科治療件数
2013年 65件
2014年 67件

歯周病に関係する細菌

P.g.菌

酸素のない歯周ポケットの奥に生息し歯周病との関わりが深い菌でひどい悪臭を発生させます。毒素を放出して歯茎の炎症や歯を支える骨を溶かしたりします。慢性歯周炎の発生に強く関与します。

A.a.菌

侵襲性歯周炎に関わりがあるといわれる細菌です。毒素を放出して歯茎の炎症や骨を支える骨を溶かしたりします。身体に侵入した細菌やウイルスを攻撃する白血球に対する毒素を作ります。

T.d.菌

スピロヘータというラセン状をした運動性のある細菌の仲間です。歯周病が進行すると組織の隙間に入って病状を急激に悪化させてしまいます。また、免疫を抑制する成分を持っているためこの菌が爆発的に増えていても抗体が産生されないといわれています。

T.f.菌

防水状の形をした細菌です。P.g.菌やT.d.菌とともに検出されると歯周病のリスクが高いといわれています。

P.i.菌

女性ホルモンによって発育が促進される菌で思春期性や妊娠性のホルモン関連性歯周炎を起こします。

Red Complex

P.g.菌、T.d.菌、T.f.菌はRed complexといわれ歯周病に特に関わりの大きい細菌とされています。Red complex比率は総菌数に対するこれらの菌の割合で歯周炎の重症度と関連するといわれています。

歯周病細菌検査の判定基準

OMLT:Oral Microbiology Testing Laboratory, University of Southern Calfornia School of Dentistryが公表している歯肉溝滲出液中の歯周病原細菌に関するハイリスク判定基準を一部改変

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